いわきの水晶用トレーは様々な種類のお客様の光学部品を保護する真空成型トレーです。梱包用、輸送用、納品用、保管用など、多様な場面でお客様のご希望にお応えします。光学部品には様々な形状や種類がございますが、例えば球面平凸・凹レンズや球面両凸凹レンズの各種サイズや、ガラスレンズ・プラスチックレンズ・ポリカーボネートレンズの各種素材、光学レンズの表面処理に合わせお客様のご希望でトレーを提案しております。また各種水晶に対応したトレーもご提供しております。DVD・やCDの記録や再生に使われる2波長ビームスプリッターや半導体・液晶露光装置に使われるEUV帯域ビームスプリッター・波長板などがございます。またLCD・LCOSタイプの液晶プロジェクターにもビームスプリッターや様々な種類の水晶が使われております。様々な測定器にコーナーキューブやハローキューブなどの水晶など様々な製品に合わせた真空成型の工業用トレーを製造致します。
いわきの水晶用トレーの登場
いわきでは1969年の創業時、研磨で作られているガラス製球面レンズが主流で、デジタルカメラが普及する以前の頃。光学レンズの製造会社のお客様は光学レンズを紙で巻いて出荷しているのが主流でございました。光学レンズには紙粉が付き、紙「ヤケ」を起こし光学レンズの不良も増える一方、キズが付き易く、紙に巻く作業が非常に工数の掛かる現状でございました。そのような現状でキズが付かない、個数が数えやすく、運搬しやすいトレーをいわきがご提案させていただいたところ、光学レンズ製造のお客様に大変ご好評を頂きました。
いわきの水晶用トレーの特徴
いわきの水晶用トレーは、企画・設計・金型製作・トレー製造まで社内一貫生産体制を行っております。いわきでは真空成形を主に駆使し水晶用トレーを製造しており、真空成形は射出成型と比べると金型が低コストで製品サイズが大きくなるほど割安になり、部分的なデザイン変更が容易で、切り欠き位置のや多少のポケット寸法(内寸)の変更が可能です。またお客様の工場で使用されるトレーチェンジャーシステムやロボットハンドリングシステム、自動化専用機システムにそれぞれ対応した水晶用トレーを製造しておりお客様のニーズにお応え致します。いわきは高品質な水晶用トレーを製造しており、水晶用トレーの成型不良の防止や異物などの混入など未然に防ぎお客様にご提供しており国際標準化機構(ISO)の「ISO12001:2004」と「ISO9001:2008」を認証取得しております。
いわきでは主に非結晶ポリエチレンテレフタレート(通常A-PET材)を使用させていただいております。
A-PET材には3種類のグレードがあり、安価なグレードで静電気対策のされていないノーマルグレードをはじめ、A-PETの材料に界面活性剤が練り込まれているものと塗布されている表面抵抗値が10の12乗以下の帯電防止グレード、そして3種類のグレードのうち最も良いグレードである導電性グレードがございます。こちらは静電気対策としてA-PETの表面にカーボンや有機系の導電フィルムを印刷または練り込まれているタイプがございます。こちらのグレードは半永久的で表面抵抗値は10の4乗から10の8乗以下の幅でご案内させていただいております。
いわきの水晶用トレーのオススメのポイント
- 多くの水晶を梱包いたします
効率よく水晶を運搬するためには、1度に多く製品を運べなければなりません。そのため水晶用トレーには、少しでも多くの水晶を収納できるような工夫がされています。これにより、製品の安全性を保ちつつ、より低コストでスピーディーに運搬することが可能となります。 - 水晶を保護する工夫がございます
いくらたくさんの製品を運べたとしても、そのほとんどが損傷あるいは破損していては意味がありません。製品の保護を再優先に考えつつ、そのうえで運搬効率も考えてさせております。 - 落下時などのトラブルにも対応しております
運送時には、さまざまなトラブルが想定されます。例えば、積み下ろし時に水晶をトレーごと落下したと想定します。そうした事態についてもあらかじめ想定しておき、製品に与える衝撃をなるべく少なくするよう設計されています。